プールの水って汚いの…?と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、プールの水は、少なくとも清潔とは言えないです。
これは綺麗なのか汚いのかはっきりしてということなんですが、実は主観によるところが大きいのです。そこでプールの水が汚いのか?そして飲むとどうなるのか?ということについてご紹介したいと思います!
Contents
プールの中に混ざっているものは?汚い?
具体的にプールの中には、どんなものが混ざっているのか詳しくご説明したいと思います!
これは大体想像が付く範囲だと思うのですが、プールの水に混ざっているものは、このようなものです!
- 尿、糞
- 汗、皮脂
- 唾液、鼻水
- 血液
- 雑菌
- 日焼け止め、整髪料
もちろん全てのプールに、これら全てが混入しているわけではありませんが、人間が入るので、プールの中には混入している可能性が高いです!
プールでおしっこをする人はこんなにいる!?
例えば、2014年に行われたアンケートでは、このような結果になったそうです。
【プールでおしっこをしたことがあると回答した割合】
■男性
20代:38.7%
30代:45.3%
40代:57.3%
50代:54.7%
60代:44.7%
■女性
20代:49.3%
30代:43.0%
40代:32.7%
50代:34.0%
60代:19.3%
出典 水泳金メダリストも推奨?な「プールでおしっこ」率を調査 20代女性の49%が経験!
実はプールの中でトイレをしてしまう人は年令問わずいるようで、子供が入っていようがなかろうが関係ないというのが現実なんですね。
プールの水って入れ替えてる?どんな水なの?
プールの水は定期的な入れ替えがありますので、その度に綺麗な水になります。
屋外のプール 最低でも年に1回は入れ替える
屋内のプール 1年以上入れ替えないこともある
このように、頻度はそれほど多くはないのが現実なんです。
プールの水交換はものすごく費用がかかるので、一斉交換はこの頻度になります。
その分、少しずつろ過したり塩素を入れて滅菌することで、水の品質を保っています。
プールの水のろ過について
水のろ過については、法令により1時間に全体の6分の1の水量を処理するように定められています。
浄化設備についても、利用者のピーク時に浄化ができるように設定されています。
これは文部科学省遊泳用プールの衛生基準で定められています。
ただし、これで完全に殺菌することができるとは言えません。
プールの水で感染症になったりするの?
ですが、実際のところプールの水で感染症になることはありません。
たしかにプールの中には雑菌がいるのですが、私たち人間って結構強く、免疫があります。
なので、そこまで神経質になる必要はなく、リスクはそれほど大きくありません。
リスクのある病気といえば?
それでもプールの水は、『結膜炎』や近年流行っている『プール熱(夏風邪の一種)』になる可能性はあります。
あとは、水いぼは水で感染しませんが、接触することで、なる可能性がある症状ですね。
プールの水を誤って飲んでしまっても問題はないの?
プールの水を飲んでしまったけど、汚いのに大丈夫?と心配していませんか?
実は、プールの水を飲んでしまっても、そこまで問題はないといわれています!。
まず、塩素の観点から見るとプールに含まれる塩素の量は、1リットルあたり 0.4mg〜1.0mg で、一般的な水道水に含まれる塩素の量とそこまで変わらないというのが実際のところなんです!(水道水は1リットルあたり 0.1mg〜1.0mg)
もちろん、塩素以外にもプールの水には、先ほどのように雑菌や汗などが入っているんですが、プール全体の水量から見れば極少量なので、仮に飲んでしまってもそこまで問題はないと言われているんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。プールの水は汚いという印象はあります。
確かに綺麗とは言い難いのですが、人間の体は極めて強く、神経質になりすぎる必要はありません。
ただ、比較すると海のほうが汚いとも言われていて、プールの水は飲みすぎなければ、問題ないと言われているので、意外かもしれませんね!
これから、プールに行く方や、プールの衛生面を気にされている方に参考になれば幸いです!